11月開催の第11期ツナゲルライフインテグレーション(TLI)講座に受講生として参加して2日目、幸運にもビリーフリセットワークを体感する機会に恵まれ、自分を覆っていた大きなビリーフから抜け出すことが出来た。
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2日目午後に行ったグループワークで、出てきた自分のビリーフは、
「能力を高めないと、全てがダメになる」だった。その後、受講者代表としてこのビリーフリセットワークをあやさん、受講生の協力のもと行うこととなった。
1.ビリーフを持つ「デメリット」、そして「メリット」とは
あやさんに舵取りをしてもらいながら、少しづつ、そのビリーフを紐解いていく。
デメリット
・緊張と不安で張り詰める
・肩がガチガチになる
・目標を達成した喜びは瞬間的で、「結果」が伴わないことを責める
・出来ることを手あたり次第やろうとして中途半端になる
・「何のために」「何をしたいのか」自分で分からない
・やったことを後悔してしまう
・いつも選択を誤っているように感じる
・満たされた実感がない
・このままいくと窮屈な人生になる
あやさんに導かれながら、どうにかこうにかではあるが、デメリットは比較的スラスラと出てきた。しかし、「ではメリットは何だったんだろう」と聞かれると途端に詰まってしまった。思い起こそうとするが、心の底から出てくるものは何となく嘘くさく感じられて、なかなか口にすることが出来ない。迷いながらどうにか答えて行った。
メリット
・親の期待に応えられる
・やっている瞬間は自分に能力があると思うことが出来た
・今、この場にいても良いという安心感
・自分はやっている(ing)からこれで良いと思った
ここで、自分が「やっている(ing)」ことに安心を求めていて、やり続けるしかなくなっていることを他の受講生やあやさんから指摘されて、初めて気付いた。
更にそのメリットの源を辿る作業に入る。幼少期の自分を思い起こして、どこが原点だったかを探っていく。それはとても苦しい作業で、口に出すことは辛かった。
出てきたものは、「母に怒られない、責められない」だった。
2.設定を逆転させたらどうなるか
その後、あやさんから「能力を高めなくても上手く行く、受け入れられる」と設定を逆転させた場合、その理由は何かと問われる。僕が答えたのは・・・
①自分の希望する仕事に就けたから
②普通に生活して生きていけるから
③自分を理解してくれる最良のパートナーがいるから
だった。これも絞り出すようにして答えていたが、実は③のパートナーの存在(奥さん)が自分にとって一番大きな理由であったことに気付いた。
3.自分のビリーフを人の判断基準にしていないか
次に問われたのか、自分のビリーフを人の判断基準にしていないか、ということ。
・・・やっていた(´・ω・`)。「人が能力を高めないと、私がその人をダメだと思う」。職場でも例えば「それは知らない」と努力を放棄する人間を許せない自分が居た。他の人にも同じ基準を当てはめていたのだ。
-そして、その判断基準を以て、最も責めていたのは自分自身。
「私が能力を高めないと『私』が『私』をダメだと思う」。
自分に一番冷たく、辛く当たっていたのは、実は自分自身だったのだ。
4.ビリーフから抜け出す瞬間を体感
「私が能力を高めなくても私は私を許す」理由を上げて行く。
・それが私だから
・私を助けるのは私
・(周囲の受講生から評価してもらった)落ち着き、真面目さ、愛情等があるから
最後にあやさんからポッと投げかけられた。
「全てがダメになるってどういうこと?」
答えられなかった。「全ての基準ってなんだ?」と考えた瞬間、「意味が分からん」と思って思わず笑ってしまう。その時、するりと殻から抜け出すように、ビリーフから解放された自分に気付いた。その瞬間はとても自然で、「ふと気付く」あるいは「正気に返る」という感じ。
-「なんでそんなことを思っていたんだろう」と、今しがたまで持ち続けていたビリーフを客観視するようになっていた自分に驚いた。
5.最後に
「能力を高めなくて全てがダメになっても、ならなくてもどちらでも良い」という答えが最終的に自分の中に残った。
・愛されているし自由だから。たぶん大丈夫だから。ダメの意味がよく分からないし
自分でもどうかと思うが、これが自分の導き出した答えの理由。でも、タケノコで例えるなら最初の一皮が剥けた実感が確かにあった。実際、このビリーフは僕の中から消えてしまった。このビリーフに近い状態になる可能性はあるかもしれないけれども、前ほどしっくりこなくなってしまったのだ。
今回のような貴重な体験が出来たことは本当にありがたかった。あやさん、タチさん、そして、必死になって、回答する自分を支えてくれた受講生の皆様に感謝します。今回の記事は、自分の回答を丁寧に板書してくれた受講生のおかげで書くことが出来ました。答えることに精一杯だった自分がこの記事を書くことが出来たのは、その方のおかげです。また、自分のことを温かく評価してくださった受講生の皆様、本当にありがとうございました。
・・・「他人の評価を素直に受け入れられない」というビリーフの存在があることにどうやら気付いてしまった(´・ω・`)。同時に「ああ、あったんだね」と思える自分がいることに驚いている。
さぁ、目指すは第2講。ということで、私は只今TLIを受講中です。・・・やっと言えた(´・ω・`)。
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